第一回 ラオスってどんなとこ?

2019.02.07

OISDEラオス事務所長の持田寿光(としみつ:通称Toshi)と申します。 ラオスに在住して6年半が経ちました。団体のホームページ・リニューアルを期に、不思議な国、ラオスを紹介していきたいと思います。

それでは記念すべき1回目は?

最近、日本でもラオスの紹介番組も増え、だいぶ認知度があがってきたような気がします。 6年半前に赴任が決まった際、無知な私は南米のどこかかと思っていました。 今更ではありますが、ラオスは東南アジアのゴチャっとした国々の真ん中に位置し、東南アジアで唯一海岸線を持たない内陸国です。そのせいか、歴史的にいろんな国から攻められ、必死に生き残っているような印象を持つ国です。

今でも、カンボジアのフンセン首相から「国境付近の土地はカンボジアに所属する」と難癖つけられ、ラオスはベトナムにすり寄っている感があります。最近、首都ビエンチャンでは、ラオスとベトナムの軍人同士が集うセレモニーのようなものが多く見受けられます。そういった土地柄のせいか、OISDEの宮田理事長がよくおっしゃるのですが、ラオス人にはしたたかさがあります。周辺国から攻められながら、ラオス人は周辺国と上手に付き合い、たくましく生きている気がします。

ラオスの国土は日本の本州と同じくらいの大きさで、ラオス人総人口は愛知県や千葉県とほぼ同じの約700万人です。ある経済学者が、「日本の本州全土に千葉県民が散らばって住んでいる感じ」という表現をされていました。

「ラオスには何もないが、土地だけはある」とラオス人はよく言います。自虐的に言えば、土地がある分家も大きい、となる訳です。私見ですが、何となく広い土地と家を持っている人は裕福だと思いますね。私なんか、日本で住んでいた頃は六畳一間。家を比較する限り、ラオスの方がずっと裕福な感じで、何で国際貢献をするの? と本気でそう思ったものです。

ただ、家は大きくても、教育、医療などインフラの整備は間違いなく途上であり、支援がまだまだ必要な国です。ラオスに住んでみると不思議な事、変わった事、変な習慣、ラオスのお酒や食事、結婚式から葬式、人柄など面白いことがたくさんあります。そんな事を次回から紹介しますね。お楽しみに。

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