第二回 ラオス人の気質①

2019.04.12

OISDEラオス事務所の持田です。前回の投稿からすっかり時間が経ってしまい、すいませんでした。第二回は、ラオス人についてです。

ラオス人の気質は日本人に似ている、という人が多くいます。人を思いやり、和を大切にするところがある気がします。過去に、某大使が、麺類の「うどん」を根拠に、日本人とラオス人のルーツは一緒であるという論旨を展開された書籍を出されています。太古の昔、ラオス人が移動して、日本に移り住んだという説です。ラオス北部に、日本語と同じ「ウドン」という名の麺類があります。ラオスの「ウドン」は日本のきしめんに近い見た目と味ですが、ルーツが同じかは別にして、私自身も驚きました。

ラオス人は、とにかく優しい人々だと思います。私の親友で、国立ヘルス・サイエンス大学歯学部歯科病院院長のボラサック君、今後も度々登場しますが、彼はお節介と言えるくらい優しいです。ラオスのレストランではメコン川などで捕れた魚料理が多く出ますが、骨が喉にささって危ないからと、私の皿の魚の骨を取り始めます。「いやいや、いいがな、子供じゃないから、、、」と思うのですが。

魚の骨の話は極端ですが、6年経った今でもボラサック君、その家族、そして親族の多くが私を家族の一員として見てくださり、お祝いごとなどの時にも、いつも食事に誘ってくれます。いったん仲良くなると、家族のように接してくれる暖かさがあると思います。もちろん、私の個人的な経験による感想ですが。

一方で、ラオス人は、とてもノンビリしています。某大学の某病院の副院長の話になりますが、彼は朝オフィスに来て、1日中YouTubeを見ており、午後3時頃になるとソワソワして帰宅の準備を始めます。初めて院長に資料を提出している、と思ったら、自分の休暇届けでした。

ラオスで働く日本人の中には、このラオス人のノンビリさにイライラされる方もいらっしゃいます。私自身はもともと南国で暮らす経験が多かっため、最高の環境だと思っていますが。 ラオス人の気質については、1回では書ききらないので、次回に続きます。

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